酔舞如≪世迷言≫

日々起きている社会的なこと、ちょっと気付いたことを色々書いています。

2017年09月

クリミアは依然きな臭い。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の新たな報告書では、「恣意的な逮捕や身柄拘束、強制失踪、虐待や拷問、また少なくとも1件の裁判なしの死刑」を記録したと述べられ、ロシア当局が関与している重大な人権侵害であると警告している。

ロシアに併合された2014年から早3年が経ったクリミア。ロシア系住民にとっては幸せな日々が続いているのかもしれないが、ウクライナ系住民にとってはウクライナ語もウクライナ法も全て奪われ地獄のような日々なのかもしれない。でも、ロシアに併合された時にクリミアを捨てる時間はあった筈で、虐げられることを覚悟の上での誇りある居座りだったと言えなくもない。もしも逃げ出していたら酷い仕打ちを受けることはなかっただろうが、逃げ出したことでの後悔はあったかもしれない。難しい問題だ。しかし・・・

賢者の多くはロシアの間違いを糾弾するに決まっている。(帝国を名乗っていないが、実際は帝国主義のような国であるロシアは)併合を行った相手の尊厳を守る責任を果たしてこそ、その併合は正当化される。併合を行った相手の過去を否定して、その歴史(時間)を奪うことは許されない。当たり前のことである。人には色んな考え方があって当然。そして、色んな人が暮らす国家にも色んな考え方が生まれて当然。我が国にだって、腐った社会主義者・共産主義者が暮らす土壌がある。戦時中は、共産党を迫害した歴史を持っているが、現代の我が国では、討論の場では糞みそ言い合っても命までは奪わない。ロシアもそうでなければならない。ロシア人にだって自由主義を唱える人がいて当然。好きな国、憧れの国も色々あっていい。しかし、最終的には国家に忠誠を誓えれば「考え」には自由があって良い筈。ロシアは自由に怯えてはならない。自由に怯えるから他国から窮屈に思われて煙たがられる。

 

ローマ史や東欧史、北欧史、騎馬民族史などが結構好きなので、その流れで帝政ロシア辺りまでのロシアは嫌いじゃない。その事はずっと言い続けていて、更に現在、北方領土が返還されないなど諸事情あり平和条約が結べないままの日露関係が、出来れば好転して欲しいと思っているけど・・・

現代のロシアは、差し詰め我が国で言えば自民党に関して何でもかんでも反対する共産党のようなもの。アメリカ合衆国に対する度が過ぎる対抗意識によって、国のイメージが「自由が無い!」と形付けられてしまっている。少なくとも、自由に制限がかかっているものと思える。が、如何せん、此方はロシアへ行ったことはないので実態は分からない。

 

共同社会で生活を行う上では、個人の勝手は許されない。自由気ままは心地良いが、「法」というルールを破って好き勝手やれば無法者として罰則を受ける。それは如何なる自由社会も同じこと。ロシアも法治国家だから、自由気ままは規制を受ける。が、「法の枠内」であれば自由は認められて然るべき。ロシアの国内では、外国籍者は暮らせない。という法がもしも国法として定められているのなら、ロシア国籍取得を拒否する者を拘束したり罰を与えるのではなく国外退去させれば良い。そのような国法がないのなら、ウクライナ系だとしても普通に生活することを認めるべき。我が国だって、此方のように韓国や支那を嫌いな者がいても、韓国人や支那人は生活出来ている。
民を恐れず、民の自由にさせられる国家ほど、民は自由意思で守ろうとする。義務的に守るのではなく、自分の自由意思で守ろうとする国の方が絶対に強い。・・・筈

衆議院は解散された。同時に、政界(国政)の動きが慌ただしくなって来ました。正に風雲急を告げる様相。大きな風ですが、だからと言って有権者側は簡単に押し流されないようにして、見極めるべきところはしっかり見極めた行動を取らないとですね。

 

何か、突然ですが「日本初の女性首相誕生か」という話が急浮上。小池氏は、都知事を辞して自ら衆院選へ向かう、という可能性が高まったと報じられている。これに対して、与党支持者や小池都政に期待をかけていた都民からは「それは無責任な投げ出しだろう」という当然の声が上がっている。でも、本当に首相という道筋が見えて来ているのならば、その状況が来ても尚都知事に甘んじるような政治家は、志のある政治家とは言えない。勝負するでしょう。都知事の後任となる候補をしっかり選定して当選させる。首相と都知事が強力なタッグを組める方が、市場問題や五輪開催、それに関連するインフラ整備、その他、東京都が抱え込んでいる多くの課題を解決出来ると思います。今現在のような、都知事と首相が対立する構図よりは遥かにスムーズに行く筈。という考え方も出来るわけで、嘗て日本新党が登場して、一気呵成に細川首相を誕生させた頃のようなワクワク感はありますね。

けれども、当時の細川首相は、熊本県知事として十分な実績を積み上げてのこと。繰り返しになりますが、小池氏は、国会議員としての実績はそれなりに評価されるものがあっても、知事の実績という点では細川氏の場合とは異なる。この点をどう切り抜けられるか、それ次第でしょうね。上手く(強く)切り抜けられたら、女性首相誕生は有り得ない話ではない。

 

ところで、インターネットの書き込みを金で買っている(依頼している)者がいた、というニュース記事を見かけました。自民党に優位な書き込みが主な依頼内容らしいのですが、本当に自民党支援者だとするならば、そうまでしないとならない位の危機感を持っているってことか?でも、応援記事?コメント?を金で売買してどうするよ?もっと堂々した部分がないと逆効果となって有権者に見限られるぞ?

 

それはそうと、風雲急を告げる展開の火種(火は、風に煽られ燃え盛るか、消えるかのどっちかしかないが)となったのは、前原民進党代表が、民進党をほぼ解党に等しくするような行動に打って出たこと。自らは無所属での立候補の意向という事ですが、選挙後は希望の党へ入党"希望"で間違いない。それにしても、代表自ら脱走?もうダメだね、民進は終わったね(個人的にはずっと言ってきたように、民進党消滅の動きを歓迎しているのだが)。然りながら・・・

既に多くの人が(早速)懸念しているようですが、民進党は"左巻き"が巣食った党ですからね、保守派の顔をしている者でも結構怪しい。だから、初っ端に書いたように、しっかりと見極める必要がある。尤も、これはどの政党のどの立候補者に対しても共通することですが、それでも民進党議員の合流の件は要注意事項です。見方によっては、結局は民主党=≫民進党=≫希望の党と名前を変えただけでその中枢には左巻き「社会党」の血が色濃く残ったままだろうとなる。それこそ、「保守」と「左翼」で足の引っ張り合いに終始した民主党(民進党)と同じ轍を踏まされる。だからそうならない為に、早めに「こいつ」の一味と「あいつ」の一味と「そいつ」の一味は絶対にダメ!と先に声を挙げておくべきです。

民進党側は、左巻き議員も希望の党に公認させる事を目論んでいるみたいですが、その事を甘受したら、希望の党は希望を失う。それだけは間違いない。

更に、大問題と考えるのは小沢一郎氏が"仲間(=一味?)”を引き連れて合流を図っていること。それを受け入れたらもう希望は持てないね。希望の党は保守色を消すことになり、全てパー。

 

小池氏がそのような事をやらないという仮前提で・・・ 

此方が書いてどうなるって事でもないけど、もしも、小池氏が大勝負に打って出て都知事を辞職ってことになった場合、都知事候補に誰を立てるかは、東京各選挙区の有権者さん達にとっては、物凄く大きな見極め点になる。噂もされているようですが、自民党の実力者を口説くことが最良の手でしょうね。

でも、民進党の左巻きと小沢一郎とその一派とは絶対に握手したらならない。それを破った時には本当に希望を持っていた全国の保守派層から裏切り者の誹りを受けて大敗するでしょう。いや、そういう事をやるのなら大敗して欲しい。前原氏は、勝つ為には何でもやるとかほざいたが、勝ち方(組み方)を間違えると民主党になる。その腐れ政党への憎悪感を失くしていない国民から総スカンを食らうのがオチ。

まだ、期待と不安と半々、と言うよりは不安の方がまだ大きい。

「希望の党」の代表に収まった小池東京都知事が、総選挙後の首班指名(とは明確に言ってないが)では、公明党の山口代表が良いんじゃないかとの見解を示したことが波紋を呼んでいるようです。

東京都議選で選挙協力した同士ですが(都民ファーストの会と公明党都議団)、「国政の場は別もの」と、特に公明党はその立場を主張していた。公明党がそのようなスタンスでいたからこそ、東京の各選挙区から選出されている自民党議員達は「(小池氏と新党を相手にしても)戦える」という期待感と安心感で解散~総選挙を容認した筈。だが国政に於いても、希望の党(=東京では、都民ファーストの会)と公明党が握手するようになるのであれば、これは大変なこと。東京以外では分からないが、少なくとも、東京では都議選の結果が物語っている。自民党は大惨敗を喫したという大きな事実(忘れたい事実)を抱えている。それでどうやらインターネットでは、小池百合子バッシングが一斉に始まったようだ。

でも、今の状況は都民ファーストの会が圧勝劇を演じる前の状況と一緒。ようするに、自民党支持者たちが怯え始めているってことの裏返し。そして、その時にも増して必死にバッシングを行っているのだが・・・。果たして、そのバッシングが功を奏すかな?

 

大きな鍵となるのは東京12区(公明党の太田昭宏・前代表の立候補が予想される選挙区)。自民党は、相手が連立を組む公明党の前代表であっても、党としては対立候補を立てることも検討の範囲内と発言した(誰かは忘れたけど自民党有力議員)。これに対して希望の党側は、東京12区には候補者を擁立しないことを早くから表明した。つまり、公明党の了解云々以前に、無条件で太田前代表の当選に協力することを暗に示唆したわけですね。太田氏は、今では山口氏に代表の座を譲ってはいるけど、公明党の中でも最も大きな影響力を持っている人であることは間違いない。小選挙区で堂々と?戦って勝てる人として公明党の中では稀有な存在なのだ。逆に、公明党としては党の威信をかけて絶対に勝たなければならない選挙区。

自民党は軽はずみだったね。連立相手なのだから少しは配慮した発言も必要なのに、実際は対立候補を立てないかもしれないが「立てることも検討している」ような事を言ってのけた。公明党議員団やその支持者たち、更に大きな支援母体である創価学会(此方は、これが嫌いで仕方ないのだけど、ま、今回はその件は無視)には面白くない発言だったに相違ない。喩え、その発言がポーズだったにせよ、口は災いの元となる。

 

バッシングしている声が実に面白い。その殆どは自民党支持者なのだろうけど、公明党(=その裏の創価学会)を痛烈に批判して、そのような政党の代表者を推す小池氏をバッシングする手法。自民党も公明党と連立しているが、そこまで嫌う政党(宗教団体)と長年連立を組んでいることはどうなんだ?と、自民党を批判することはしない。都議選の時と一緒ですね。こういう悪辣さ(ネットでのバッシング手法)が嫌われて敗北した都議選の教訓を何も得ていない。

 

北朝鮮問題のような真の国難に対して、与野党、全国民が一丸となるのは当たり前。そのような事態での旗振り役が、圧倒的な経験値を有する自民党の誰かでなければならないのならそれはそれで良い。が、いつまでもゞ「自民党以外は頼りにならない」という政治社会では良くない。自民党の議員でさえ、政権交代可能な政治土壌を望んでいるのだから、それこそが政治に(良い意味での)緊張感を生むのだから、他党口撃に終始する選挙戦は恥ずかしい。

他党を攻撃(口撃)するのではなく、先ずは、自分の党の政策をしっかり主張して見せて、それに対して賛同してくれという事でなければならない筈。でも、長年国政の中心を担ってきた自民党とその支援者たちからして、他党や個人を攻撃することを先ず第一にやっている。こんな事だから日本の政治は全然進歩しないし、自民党のやり方を真似る野党が全然ダメ。野党は増して批判だけ。こういう腐った政治状態を早く終わらせて欲しいから新しい政治政党を望みます。

 

候補者の絶対数も、選挙資金も足りないだろうから、新党が既成政党を差し置いて衆議院の第一党になるなんてことは不可能でしょう。けれども、兎に角、旧態依然とした腐った考え方しか出来ないこれまでの政治の流れを、皆で変えなければならない。だから取り敢えず多くの皆で投票に行こう。投票率が上がれば上がるだけ政治は変えられる。

希望の党」という党名で、小池東京都知事を代表とする政治新党が結成されました。

希望を持って支援することに値するか値しないか、参加議員達の顔ぶれと主張をじっくり聞いてみたい。福岡1区には誰か候補者を立ててくれるのかな?今回の総選挙では時間もないし、東京やその周辺県だけに限定されるのかもしれないけど・・・

「時間と資金がない」という厳しい条件での船出です。更に、既に云われているように他党もマスコミも、都知事が国政政党の代表に就くことを絶対に繰り返し批判して来る筈です。けれども順風満帆なスタートよりも、厳しい条件でどう戦えるのかを見たい。東京都議選はあまりにも上手く行き過ぎたように見えるので、今度の総選挙が試金石となるでしょう。この程度のことを乗り越えられなければ、将来、政権中枢に陣取ることも夢のまた夢。

他人事のような表現になりましたけど、一強による一方的な勝利はつまらない。日本の政治土壌に新しい風が吹くことに期待したいです。微風で終わるか、大荒れのことをやってくれるのか、久々、選挙でのワクワク感です。選挙はこうでなくちゃね。解散に大義がないとかそんな事ばかりしか言えない腐れ政党よりは全然期待出来るでしょう。以前、投票率上がらないだろうと書いたけど、風の吹き方次第では、多くの有権者を投票会場へ運んで行けるのでは?是非、一人でも多くの人に選挙投票して欲しいです。

 

自民党じゃなければ国家の安全は保障出来ない!という声が多いのは、これまで最も長く与党として残して来た実績が物語っているのだから当然だ。然りながら・・・

自民党とその支持者だけが国家の安全を保障出来るのではなく、全ての国民がそれぞれ真剣に考え、そしてその考えを政治論争させて、政治が正しく論戦して下した結果には速やかに真摯に従う。ということが普通に出来る社会になれば良いと思う。

今の政治は、一人の政治家の個人的なスキャンダルを突いて、そればかりが糾弾されて、肝心な国家政治のことは後回しにされる。贈収賄なら明らかに「事件」である。これは議会で糾弾されて当然だ。しかし、不倫は・・・不倫も細かいことを言えば法違反らしいけどどっちかと言えば倫理の問題。一議員の、個人的な倫理に欠ける問題の方が、立法よりも大切と考える「国会」って何なんだ?と思う。そういう事(議員の倫理問題)の方が大切だと言う人もいるでしょうけど、そういう事(不倫疑惑)の方にこそ興味津々という人もいるでしょうけど、だったら、そういう事だけを裁く議員倫理の議場を別途に設置するべきだと思う。社会全体の法を議論しなければならない議場に、一議員のスキャンダル問題を持ち込む国会など望まない。(あくまで、此方の個人観ですけど)。

兎も角、折角の新党誕生なので、何か新たな政治気風を期待したいです。

人類史上、最も深く戦争を研究した人であるカール・フォン・クラウゼヴィッツが、その生涯をかけた著作『戦争論』では、「戦争の(定義)とは、相手(敵)にこちらの意志を強要するために行う力の行使」と書かれています。そして、戦争は、他の手段をもってする政策の継続に過ぎない。という言葉は、クラウゼヴィッツの『戦争論』における名言中の名言。その言葉の説明として、戦争は政治的行為で、戦争は本来政策のための手段で、戦争は政治的交渉の継続を目的とするもので、しかしながら、他の手段の何よりも戦争以外にないとなった時のあくまでも政治的交渉の遂行の為の手段である。とクラウゼヴィッツは添えています。

戦争が、政治的目的達成のための適切な手段であるためには、どのような目標を設定しなければならないかを、政治リーダーは分かっておく必要がある。

 

さて、北朝鮮の考え方は全く読めないし、北朝鮮を理解しなければならない理由はもう何もない。分かっているのは、我が国を含めて太平洋に経済・生活を依存する全ての国・地域が、大変な局面に立たされているという事だけです。

戦争を手段として選ばざるを得ない程の目標の設定とは「敵の無力化」です。一度(ひとたび)戦争という選択を採ったなら、見かけ上の"一時的な"勝利ではなく、敵に二度と反撃の機会を与えない「完全な勝利」を得てしか結実しない。それは、敵指導者を最悪の状態に遭遇させること。つまり、敵指導者を指導的な立場から完全に葬り去ることでのみ決する。

 

我が国の頭の良さそうな評論家の方々は、「北朝鮮は政治体制の維持を確約してくれることを強く望んでいる」と言っている。けれども、北朝鮮は、戦争しか選択出来ないような状況へ自らを追い込んでいる。

軍事評論家と云われる方々は、全て、戦争論くらいは読んでいる人たちでしょうけど、中には、米軍の攻撃は核施設に限定されると言っている人もいる。有り得ない。米軍の戦争は、イラク戦争でも見せつけられた通りに体制の終焉を目指すものです。我が国に対してもそうだったでしょう。天皇陛下は辛うじて守られたが、東条英機首相以下多くの指導者が処刑され、憲法までも奪われた。米軍が勝利した時の結果は、北朝鮮の体制が終わるということ。それ以外の結果であれば、それは米軍が勝利出来なかったということです。

我が国の戦争は、武士の頃の内乱を含めて領土を欲するような戦争が多かった。そして多くの戦争で相手指導者を許し、その後の同盟相手になることを求めたりもした。が、プロイセンのクラウゼヴィッツのように、欧米的な人たちの戦争は領土の拡張もあるがそれ以上に、新たに得た領土を完全に自分たちの考え方に基づき支配する事にある。敵指導者は生かさない。場合によっては住民の皆殺しを行う。北米大陸や南米大陸で、欧米人たちは夥しい数の殺戮を行った。アフリカ各地やアジア各地でも大量殺戮を行った歴史を持つ。欧米的な考えでの戦争決着とはそういうことを意味する。今世紀を代表する天才歴史学者と呼ばれるであろう『サピエンス全史』の著述者ユヴァル・ノア・ハラリ氏も、その事を理解しているので、例え新人類(ホモ・サピエンス)と旧人類が同居した時代があったにせよ、旧人類は皆殺しの憂き目に遭った可能性が高いというようなことを匂わせる文章を書いている。

 

人間の本質は、相手(敵)と理解し合うことではなく、相手を自分の考え方に服従させることにあるのかもしれない。しかし、信仰や生活環境等々の影響を受けて、相互扶助の考え方を身につけた。敵に対して分かり合おうとする人たちも少なくない。敵同士から始まった関係が最強のパートナーとなったケースも星の数ほど生まれている。が、「戦争の目的は敵の無力化」である以上、そして話し合いの決着がない以上、戦争による決着をつけにいくのが政治の宿命。北朝鮮は、アメリカ合衆国と政治(外交)を持とうとしているわけで、政治を望むからこそ戦争という選択肢が生じる。

アメリカ合衆国や我が国との政治を望まないというのであれば非核化して大人しく貧国として過ごせば良かった。しかし、貧国では居たくない。その為に経済支援が欲しい。が、頭を低く垂れての事は嫌だからという国家リーダーとその周囲に居る者達の単なる腐ったプライドが邪魔をした現在の結果。今更非核化して国を開けば我が身が危険という臆病な考えに終始した事に因る政治的な判断ミス。だが、そういう者を国家のリーダーに据えた、国家・国民全てが責務を負わねばならない。

北朝鮮国民が、もしも平和解決を望むなら、やる事は一つしかない。現在の国のトップを引きずり下ろすこと。でも、それが出来ないのだろうからやっぱり外圧(戦争)による決着しかない。

 

「とかく、人道主義の人々は、甚大な損傷を与えずに人為的に敵の武装を解除しうるし、あるいは敵を圧倒することができるとし、これが戦争術の本来の目的であると簡単に考えている。が、善良な心情から生じる誤りこそ最悪なものとなる。」と、クラウゼヴィッツは説いている。開戦となったら目標到達まで容赦しない、というのが米軍だ。そして、現在の軍隊でクラウゼヴィッツの論理を実践出来るのは米軍とロシア軍のみだと思う。

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